ドッグイヤー

予報ハズレの天気模様で
潰れた週末の予定
折り目を付けただけで
役目を終えた旅雑誌

 

机に置いた写真立ての中
並んだ君と僕の笑顔
そんな気持ちだけを
信じていられたらなぁ

 

うなだれた身体を
沈ませたベッドの上
想像してみる
誰もが羨む最高の明日を

 

ゆらりゆれる心に
ほら身を任せて踊るように
ぎこちなくても手をとって
ステップ踏むのさ
君とずっと

 


次の約束 記したカレンダー
ゴミ箱に増えていく昨日
このところは妙に
一日が長い

 

信じてる、だけれど
疑ってもしまったり
こんな弱さを
洗い流す雨なら
いくらでも降ればいい

 

ふわりはらり漂う
想いを捕まえて届けなくちゃ
ピッチ外しても気にしないで
スキャット奏でよう
僕と一緒に

 


ちょっと苦しくて 落ち込む
消えてしまいたいような夜だって
もっと深くまで君のこと
味わう為のスパイスになる

 

ゆらりゆれる心に
ほら身を任せて踊るように
ぎこちなくても手をとって
ステップ踏むのさ
君とずっと