渇いた指先

重ねた右手に 伝わる孤独感じて
途切れ出す言葉に 流れる僕らの予感

飲み込んだ息は ゆっくり胸を締めつけて
辿る記憶の中 戻れない場所を見ている

振り返る度に 離れていく想い
過ごしてきた日々数え 零れ落ちる 心

壊れてしまうくらい 強く抱きしめて
確かめるように僕ら 濡らした唇


重ねた体に 震える喉を湿らせて
隠し切れない程 あらわに浮き出る感情

絡み付く度に 薄れてく想い
塗り潰した嘘数え 剥がれ落ちる 心

壊れてしまうくらい 深く繋がって
また一つ汚れていく 君がゆれている

壊れてしまうくらい 求め合ってみても
見え透いた結末に かすれた温もり