いつしか忘れた痛み
あなたに触れたいという願い
揺れる水面に映る
背中合わせの僕

素直に想う気持ちが
綺麗なものとは限らない
纏った狡さを今だけ忘れて
ありのまま見せれたらな

あなたの幸せを
祈れない僕の手が
あなたを抱きしめたって
幸せを弄ぶだけなのでしょう


届かぬ言葉の行方
あなたと生きたいという望み
時折吹く風の中
置き去りにしてきた

正直に向き合う程
変わってしまったことを知る
あの物語の主人公のように
純粋でいられたらな

あなたを幸せに
出来ないのは僕の方
あなたを抱きしめたって
幸せを持て余すだけなのでしょう